「800字の仕事術」新シリーズ 営業✕AI 第1話「もったいない:調べ物とメール作成だけでは、もったいない」アップしました。〜12話までAIとの付き合い方についてお送りします。お楽しみに☝️

数字に強い営業になる 第4回【未来の設計図】 半年先をグラデーションで捉える

「まだ、来月の数字が見えません」

月末になるとそう嘆く営業がいるが、当然ながらこれは数字に強い営業の仕事ではない。

数字に強い営業の視界には、半年先の数字までが、まるでグラデーションのように見えている。

前回の「ブロック(定番・特売・販促)」の話を思い出してほしい。 このブロックを、今度は時間軸(カレンダー)の上に置いていくのだ。

半期商談が終わった時点で、あなたの手元には既に多くのブロックがあるはずだ。 例えば、「定番売上」というブロックは、採用が決まった時点である程度、半年先まで見通せる。

これは「予知」ではない。あなたが採用を勝ち取り、そこにブロックを置いたから見えるのだ。

未来の数字は「3つのグラデーション」で管理せよ

数字に強い営業は、未来の数字を3つのグラデーションで管理している。

  • 確定(定番売上など、ほぼ動かないベース)
  • 見込み(定番特売や、過去実績から予測できる数字)
  • 仕掛け(チラシや新商品など、これから獲得しにいく数字)

3ヶ月先、4ヶ月先の数字が見えないのは、そこにブロックを置いていないからだ。 「見えない」のではない。「作っていない」だけなのだ。

この感覚を持つと、商談の質が劇的に変わる。 当月の商談で、当月や次月の数字の話ばかりしているようでは、数字に強い営業とはいえない。

商談は「農耕」のサイクルで行う

数字に強い営業の商談は、農耕のサイクルに似ている。

  • 当月の進捗確認(収穫)
  • 翌月の発注確定(育成)
  • 3ヶ月先の販促提案(種まき)
  • 4ヶ月先の仕込み(地ならし)

これらを同時に行うからこそ、未来の数字が途切れることがない。

あなたは今月の商談で、何ヶ月先のブロックを積もうとしているだろうか?

目の前の数字に追われるのをやめよう。 未来を「設計」し、先手を打ってブロックを配置するための商談を準備する。

それが、自身の数字をコントロールする「セルフマネジメント」の本質だ。

次回予告 

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「予算は未達でした。でも、頑張りました」
その「でも」で思考停止した瞬間、成長は止まります。
米軍由来の振り返り手法「AAR」を使って、失敗を次の成功に変える技術を解説します。